ARTIST提携アーティスト

マジック

上口 龍生

かみぐち りゅうせい RYUSEI KAMIGUCHI

マジック

プロフィール

幼少の頃からマジックをはじめ、19歳より本格的にマジックの勉強をする。大学卒業後、某有名エンジニアリング系会社に就職するもマジシャンの夢を捨てきれず、プロマジシャンの元で1992年より3年間の修行を務め、1994年に独立。
江戸時代より伝わる和妻(わづま)を現代に甦らせ、オリジナル版の『胡蝶の舞』を1993年に発表し、1994年にはシドニーではオーストラリア政府主催『ジャパンフェスティバル』(オペラハウス)にゲスト出演を果たす。
1994年SAMジャパン主催『マジック・オブ・ザ・イヤー』優勝、UGM主催『ワールドマジックサミット・ジャパン』優勝、不思議倶楽部主催『なにわのマジックコンベンション』第一位、と三大タイトルを制覇した。現在でも1年間で三冠達成した記録は、未だに破られていない。 
1996年には、アメリカのワシントンで行われた世界的マジックコンベンション『ワールドマジックサミット』のゲストとして呼ばれ、マジックの殿堂と呼ばれるロサンゼルスの『マジックキャッスル』に単独出演を果たす。
主にスライハンドマジックと呼ばれるネタや仕掛けを用いない技術的マジックを得意とし、激しい動きや音楽に合わせた独自のスタイルを持つ。イリュージョンマジックの分野においてもプリンセス・テンコー(二代目引田天功)によるプロデュース『東京魔術団』のリーダーとしても活躍した。
クロースアップ(テーブル)マジック、サロンマジック、ステージ、イリュージョン、和妻とあらゆるジャンルを網羅した事からマスターマジシャンと呼ばれる。
また、他ジャンルとのコラボレーションも積極的に行い、特にスーパー腹話術「いっこく堂」とのコンビによる全国のホテルや劇場などでのツアー公演は好評を博す。
村上正洋、島田晴夫、松旭斎天暁、と三人の師匠から古典を受け継ぎ、水芸や傘出しなど伝統マジックの継承者でもある。2013年には、明治から続くマジックの本家本元である“松旭斎(しょうきょくさい)”を拝命、松旭斎天龍の別名も持つ。
豪華客船でのクルーズショー、学校公演においては芸術鑑賞会、ホテルではディナーショーと活躍している。最近ではマジシャンという演技者の活動にとどまらず、執筆活動や研究活動、マジック演出、後継者の育成、マジックバー(赤坂見附『マジックバー・サプライズ』)の経営も行っている。
テレビドラマ『富豪刑事DX』では深田恭子、『滝沢演舞場‘09』では滝沢秀明、『偽装の夫婦』では佐藤二朗、そして劇団ひとり監督作品の映画『青天の霹靂』では主演の大泉洋、斎藤工初監督作品『blank13(ブランクじゅうさん)』においてマジック指導を行った。
2020年5月日テレ『世界の果てまでイッテQ!』において指導を担当、および自身も出演。

1991年度東北学院大学工学部卒。
(公益社団法人)日本奇術協会・正会員。アメリカ、ロスアンゼルス・マジックキャッスル元正会員メンバー。